死刑執行日が8回も定められ、そのたびに死を覚悟した米国の最長期受刑者が101歳で生涯を終えていたことが分かった。この死刑囚は70年以上も刑務所で生活しながらも、自分は殺人犯でないとして最後まで潔白を主張し続けた。 20日、米現地メディアは、フランシス・クリフォード・スミス死刑囚が6月25日、米コネティカット州ロッキーヒルの療養施設「60ウェスト」で101歳で死亡したと報じた。 米国で最長期受刑者として知られていたスミス死刑囚は、25歳で刑務所に入り、100歳を超えるまで囚人の札を付けたまま生涯を終えた。 1949年に警備員殺害の容疑で逮捕され、1950年に有罪判決を受けて服役した後、76年間にわたり仮釈放と再収監を繰り返した。殺人を犯したことを示す証拠や証言が何度も覆されたからだ。 死刑執行は8回延期され、そのたびに、いわゆる「最後の食事」も8回受けた。スミス死刑囚は一貫して無実を主張していたという。ただ、若い頃に軽犯罪の前歴があり、1975年に10カ月間の仮釈放が認めらた期間中にも軽微な窃盗や武器所持の容疑でまた逮捕されたりした。 服役中は静かに過ごしていたという。コネティカット州の矯正当局者は、スミス死刑囚が刑務所で鳥にパンをやる姿がよく目撃されていたとし、「バードマン(Birdman)」と呼ばれていたことを伝えた。 スミス死刑囚は2020年、監督付き仮釈放という形で療養施設に移り、残りの人生を過ごした後、そこで息を引き取った。この施設の関係者は「スミス氏は享年101歳6カ月で老衰により亡くなった。長寿だった」とし「最期に家族が関与することはほとんどなかった。私たちは彼の尊厳を守って葬儀をした」と伝えた。