世界遺産の薬師寺にある国宝に液体をかけたとして、台湾出身の自称・司会業の女が逮捕されました。その犯行の理由とは…。 報告・蔦遥香 記者 「午後1時15分です。薬師寺の国宝に液体をかけた疑いで逮捕された女の身柄が、警察署を出て行きます」 きょう(24日)送検された台湾出身の蔡宜臻(さい・ぎしん)容疑者。2026年4月、奈良市の薬師寺の国宝「仏足石」に液体をかけた疑いが持たれています。 参拝者が訪れる大講堂に安置されている「仏足石」。かけられた液体は、化粧品などにも使われる「グリセリン」でした。 蔡容疑者は容疑を認めているといいますが、液体をかけた理由というのが…。 蔡容疑者 「私は感動したものに油をかけて祈禱(きとう)するので、『仏足石』にも油をかけたと思います」 自称、台湾の元俳優で、現在は司会者やタレントとして活動しているという蔡容疑者。警察によりますと、普段からモノに油をかける祈祷を行っていたといい、逮捕時も祈祷に使う油を所持していたといいます。 事件当時、蔡容疑者は家族で奈良県を訪れていて、警察の調べに対し、「家族の健康や世界平和を祈って油をかけた」とも話しているということです。 境内に設置された防犯カメラ映像の解析などから、蔡容疑者の犯行の疑いが浮上。おととい(22日)、関西国際空港から再び入国したところを逮捕されました。 蔡容疑者は「過去に日本国内の別の場所でも同様の行為を行った」という趣旨の発言をしているということで、警察が事件の詳しい経緯を調べています。