停電復旧で分電盤を交換する必要がないのに工事をして代金をだまし取ったとして、千葉県警などは26日、詐欺と詐欺未遂の疑いで茨城県鹿嶋市、自称無職(39)ら男5人を逮捕した。関東の広い範囲で犯行を繰り返し、被害総額は9億円を超えるとみられ、県警が実態解明を進めている。 逮捕容疑は2024年10月27日~25年6月29日、東京都江戸川区の女性=当時(60)=方など千葉県、東京都、埼玉県、栃木県、群馬県の6カ所で、停電を復旧するために分電盤を交換する必要はないのに、分電盤が故障しているなどとうそを言い、工事代金として計318万4千円を受け取った疑い。25年6月18日、茨城県笠間市の女性=当時(59)=方で、同様に工事代金をだまし取ろうとした疑いもある。 県警生活経済課は容疑者らの認否を明らかにしていない。無職の容疑者が指示し、他の4人が交換作業を行っていた。容疑者らが使用している口座に、工事の依頼者らからとみられる送金が計約9億円あり、被害総額はこれを超えているとみている。 容疑者らは「株式会社トップ」「関東電気緊急隊」などと名乗ってインターネット上に広告を掲出しており、被害者はこの広告を見て依頼をしていた。主に関東圏で活動しており、現在は「株式会社ホワイトベース」と名乗っているとみられる。 他に逮捕されたのは、職業不詳の男(30)=千葉市花見川区、水道工の男(33)=東京都江戸川区、自称会社員の男(32)=大阪府豊中市、自称フリーターの男(39)=住所不詳。(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名) (平嶋奏葉)