高齢者から現金をだまし取ろうとしたとして、警視庁特別捜査課は詐欺未遂の疑いで、横浜市泉区の職業不詳、草間慶太容疑者(30)と、住所不定、職業不詳の中野一奈容疑者(25)を逮捕した。いずれも認否は明らかにしていない。 2人の逮捕容疑は8月、何者かと共謀して群馬県高崎市のホテルから熊本県の80代の男性に息子を装って虚偽の電話をかけ、現金をだまし取ろうとしたとしている。男性は電話が息子の声ではないことに気付き、被害はなかった。 特別捜査課によると、5月に山梨県の宿泊施設から「日中外に出ない不審な宿泊者がいる」との相談を受け、警視庁が宿泊者の1人だった草間容疑者を追跡。群馬県高崎市のホテルから特殊詐欺のかけ子をしていた疑いが浮上した。押収された携帯電話からは妊娠の示談金名目の「だましの文言」が記されたマニュアルも見つかったという。 特別捜査課は、草間容疑者らのグループが首都圏近郊のホテルで拠点を移しながら、詐欺電話を重ねていたとみて、実態解明を進める。