韓国・済州の警察官、失踪事件を虚偽処理か…担当した298件を全件調査

【09月01日 KOREA WAVE】韓国・済州で失踪事件を虚偽に終結させた疑いが持たれている34歳の警察官が、今週中に検察へ送致される。警察は、この警察官が処理・終結した失踪事件298件を調べており、新たな不正が確認されるか注目されている。 済州警察によると、この警察官が2025年3月から2026年7月まで済州西部警察署の失踪担当チームで勤務し、処理・終結した失踪事件は計298件に上る。 ただし、すべてをこの警察官が単独で捜索・捜査したわけではなく、チームで対応した後、最後に終結処理を担当したケースも含まれている。このため全件調査では、夜間や週末などに単独勤務していた際に終結させた事件が重要になるとみられている。 済州で受理された一般成人の失踪届は2025年が786件、2026年は7月までに370件だった。 問題となっているのは、単なる勤務怠慢ではなく、積極的に虚偽の内容を記録して事件を終結させた可能性だ。 7月2日午後6時2分ごろ、60代男性の失踪届が受理された際、男性の携帯電話はすでに電源が切れていた。警察が無所属のハン・ドンフン(韓東勲)国会議員に提出した資料によると、電源が切れたのは前日の1日午前9時46分ごろだった。 それにもかかわらず、警察官は2日午後11時38分ごろ、失踪者管理システムから男性を対象外とする処理をし、「男性の別の連絡先」と通話したと記録していた。しかし、その電話番号の所有者は男性ではなかったことが確認された。 男性本人の携帯電話がつながらなかったため、事件を終結させる目的で別の連絡先と通話したかのような記録を残したのではないかとの疑いが出ている。 さらに警察官は、男性について「後で帰宅すると話し、警察官に会うことを強く拒否した」と記載。「届け出た人にも携帯電話番号などの関連情報を知らせないよう求めた」とも記録していた。追加の捜索や別の警察官による接触まで困難にする内容だった。 この警察官は5月に発生した別の失踪事件でも、届け出た交際相手に「失踪者が居場所の公開を望んでいない」と伝えていた。 警察官は現在、警察の調べに対し、この2人の失踪者とは「通話した事実がない」として、容疑の一部を認めている。 済州警察の関係者は「失踪事件を管理対象から外したり終結したりした理由ごとに分類し、全件調査を進めている。本人が実際に帰宅したか、連絡を取ったか、関連書類などをすべて確認している」と説明した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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