4回の通報でも防げなかった…5歳娘の前で妻を殺害した公務員の夫=韓国

韓国で、家庭内暴力を避けて別の場所に身を寄せていた妻のもとを訪れて妻を殺害した現職公務員の夫が警察に逮捕された。この男は離婚訴訟の過程で妻の新しい住所を把握したことが分かった。 京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)警察署は1日、殺人容疑で30代の公務員Aを緊急逮捕し、取り調べていると明らかにした。Aはこの日午前7時17分ごろ、広州市の多世帯住宅の外階段で、離婚訴訟中だった30代の妻Bさんを凶器で刺して殺害した疑いが持たれている。犯行現場には夫婦の5歳の娘もいた。 警察の調べによると、Bさんは6月初めごろ、夫を避けて娘とともに水原(スウォン)市の自宅を離れ、広州市に移った。Bさんは昨年3月から最近まで計4回にわたり、Aから暴行や脅迫などの家庭内暴力を受けたとして警察に通報し、相談を要請していた。その一方で、夫の処罰は望まないとの意思を示していたという。 しかし警察は、Aが凶器で脅迫した4月22日(3回目の通報)には、反意思不罰罪に該当する特殊脅迫とみて正式に捜査した。4回目の通報があった5月28日には、Aが出動した警察官を脅したため公務執行妨害容疑で現行犯逮捕し、拘束令状まで請求したが、令状は棄却された。警察はAを特殊脅迫と公務執行妨害などの容疑で在宅のまま立件し、6月に検察に送致した。また、Bさんにはスマートウォッチを支給し、再犯の恐れがある被害者の「A等級」に指定して、月1回以上の電話連絡などモニタリングを続けた。 Bさんは先月からAとの離婚訴訟に入り、裁判所から加害者の100メートル以内への接近禁止などを盛り込んだ暫定保護命令も受けていたという。しかし、この日Aの犯行により命を落とした。Bさんは警察から支給されたスマートウォッチで通報し、近くの病院に搬送されたが、結局死亡した。 犯行後に逃走したAは水原市内のモーテルで逮捕された。Aは警察に「妻との離婚訴訟で、妻に対して良い感情を持っていなかった」とし、「妻の新しい住所は離婚訴訟の過程で関連書類を通じて知った。凶器はあらかじめ準備した」と供述した。警察はAから詳しい犯行の経緯などを調べる予定だ。

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