家庭からの相談内容を流出か、市職員逮捕 偽計業務妨害容疑、否認

大阪府羽曳野市に寄せられた子どもに関する相談内容が記された会議資料を外部に流出させたとして、大阪府警は2日、羽曳野市保健福祉部生活福祉課主幹の男(50)を偽計業務妨害と地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで逮捕し、発表した。 逮捕後の調べに「分からない」と話し、容疑を否認しているという。 羽曳野署によると、逮捕容疑は、子どもの養育などについて家庭から市に寄せられた「家庭児童相談」の内容をまとめた個人情報を含む会議資料を、相談を寄せた計26世帯に対して匿名で郵送し、1~4月に情報流出の確認や市民への対応を市に行わせ、市の業務を妨害したなどというもの。 会議資料には、送付を受けたそれぞれの家庭の相談内容や氏名、住所、家族構成が記載されていたほか、一部、別の家庭に関する情報や、市職員の氏名や住所、連絡先などが載っていたという。 市役所や男の自宅から押収したパソコンの解析や、防犯カメラ映像などから関与の疑いが浮上したという。 市によると、書面は1月初旬以降に各家庭に郵送され、受け取った家庭から市に相談が寄せられたという。市は4月末に署に被害届を提出していた。 市人事課の担当者は「郵送にどのような意図があったのか分からない」と話す。 山入端(やまのは)創市長は2日、「市政に対する信頼を損ねる逮捕に至ったことは極めて遺憾。捜査当局に全面的に協力し、厳正に対処していく」とコメントした。(浪間新太)

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