[マニラ 5日 ロイター] – フィリピンの裁判所はサラ・ドゥテルテ副大統領に対し、フェルディナンド・マルコス大統領夫妻と前下院議長への脅迫の疑いで逮捕状を出した。サラ氏は5日に保釈金を支払った。 サラ氏はロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の娘。マルコス氏らへの脅迫、公金の不正使用や出所不明の蓄財を巡り、上院での弾劾裁判にも直面している。この裁判で有罪判決が出れば、2028年大統領選出馬の道は閉ざされる。 サラ氏は22年の大統領選で、故マルコス元大統領の長男であるフェルディナンド・マルコス氏(現大統領)と連携して選挙戦に臨み政権を掌握したが、24年に協力関係は決裂した。 サラ氏は裁判所の外で記者団に対し、当局による嫌がらせだと非難。「保釈金を払っても嫌がらせは止まらない。払わなければ警察に連行される。警察も裁判所も信用できない」と語った。その上で、今夜自分が死亡したら誰が責任を取るのかと問いかけ、警察は「責任逃れをし、事故として片付ける」だけだろうと述べた。