日野町事件・三者協議 再審公判 過去の証拠を審理しない方針へ

42年前に日野町で起きた強盗殺人事件で、服役中に死亡した阪原弘さんの再審=裁判のやり直しに向けた裁判官と検察側・弁護側による5回目の三者協議が7日、大津地裁で開かれました。 7日の協議で、阪原さんが有罪となる要因となった過去の証拠について、再審公判では審理しない方針となったことが明らかになりました。 この事件は、日野町で1984年、酒店を経営していた当時69歳の女性が殺害され、金庫が奪われたものです。 強盗殺人の罪で逮捕・起訴された阪原弘さんは、裁判で無罪を主張していましたが無期懲役が確定。2011年に、服役中に75歳で病死しました。 阪原さんの遺族は、再審=裁判のやり直しを請求し、2回目の請求で今年2月、最高裁で再審開始が確定していました。 7日は、再審開始に先立って行われる裁判官と検察側・弁護側による5回目の三者協議が大津地裁で非公開で行われました。 弁護側によりますと、7日の協議の結果、阪原さんが有罪となる要因となった、金庫発見現場の実況見分調書や、自白調書などの過去の証拠について、再審公判では審理しない方針となったことが明らかになりました。 弁護側は、再審公判で過去の証拠が事実上撤回されるのは異例で、これによって再審公判の即日結審と、無罪判決により近づいたとしています。 阪原弘さんの長男・弘次さん「今、全国でえん罪を戦っている方々のともし火になればと、そういう先例であってほしい」 弁護団・石側亮太弁護士「彼ら(検察側)は公益の代表者なのだから、犯罪の立証をできないときは無罪の論告をすべき。そのことについては前回から変わっていない」 次回の三者協議は、10月15日に開かれる予定です。

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