認知症の高齢者に相場より高いリフォーム工事などの契約を結ばせて現金をだまし取ったとして、大阪府警は9日、いずれもアルバイトの曽宮宏明容疑者(81)=大阪市淀川区=と近縄博昭容疑者(56)=同東淀川区=を準詐欺などの疑いで逮捕した。 逮捕容疑は共謀して1~2月、八尾市に住む認知症の女性(90)に計5回にわたってリフォーム工事などの請負契約を結ばせ、現金約137万円をだまし取ったとしている。2人は容疑を認めているという。 府警生活経済課によると、2人は「ホームケア関西」という名称を使い、曽宮容疑者が代表、近縄容疑者が営業部次長と名乗っていた。屋根裏の断熱材取り付けと階段の滑り止め設置で35万円、庭に玉砂利や人工芝を置く作業で25万円の請求をしていた。いずれの工事も、相場より数倍高い額で契約していたという。 2月に被害者宅を訪問したケアマネジャーが工事を不審に思い、警察へ通報して発覚した。府警は他の高齢者に被害がないかなどを調べている。【松原隼斗】