警察ではない? 知床観光船沈没事故で社長を逮捕した「海保」とは

26人が死亡・行方不明となった知床観光船沈没事故で、運航会社の社長が逮捕、起訴された。逮捕したのは警察ではなく、「海上保安庁」だ。 海保は、1948年創設。「海の消防」と「海の警察」を兼ねており、海上で事件や事故が発生した際、けが人の救助から捜査まで一手に担う。 海上保安官は、警察官と同じ「司法警察職員」で、逮捕権を持つ。今回の沈没事故も知床半島沖の海上で起きたため、海保が捜査を担った。 定員は約1万5千人。本庁は東京にあるが、全国の海を11のエリアに分け、第1管区(北海道)から第11管区(沖縄)で対応にあたっている。 国土交通省の外局で、幹部の一部は国交省のキャリア官僚が務める。

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