「無免許運転がばれないように…」警察官も“だました” 精巧な偽造免許証

スピード違反で切符を切られた男が、警察官に見せたのは「偽造免許証」でした。 当時、対応した警察官は偽物と気付かなかったということです。 16日に「偽造有印公文書行使」の疑いで逮捕されたのは、久留米市の会社員・後藤貴信容疑者(42)です。 警察によりますと、後藤容疑者は4月29日午前10時半ごろ、福岡県八女市で制限速度40キロの道路を普通乗用車で56キロで走行し、取り締まりをしていた警察官に青切符を切られました。 翌日、警察が切符処理の書類手続きを行っていたところ、後藤容疑者が提示した“免許証”に記載されていた番号が、実在しないことが発覚したといいます。 調べてみると、後藤容疑者は過去に原付バイクの免許を取得していたものの、24年前に失効していて、普通自動車の免許は一度も取得したことがありませんでした。 免許証は偽造だったものの、記載されている名前や住所が後藤容疑者と一致していたことなどから、容疑を裏付け、逮捕に至ったといいます。 警察の調べに対して、後藤容疑者は「偽物の免許証を警察官に渡して、無免許運転がばれないようにしようとしたことは間違いない」と容疑を認めています。 この偽造免許証は「数年前から持っていた」と話しているということです。 ■精巧な偽造免許証…警察官は見逃したのか? スピード違反検挙時に、免許証を照会すれば気付いたのではないか…という疑問も浮かびます。 警察に確認したところ、交通違反の切符処理の場合、明らかに不審な点がなければその場で照会することはなく、署に戻ってからの事務処理になるケースも少なくないといいます。 とはいえ、日々取り締まりをしている警察官の目を欺く精巧さだったという偽造免許証。 本物と比べると、色がやや薄く、フォントも少し違っていたといいます。 警察は今後、後藤容疑者が自分で作ったのか、誰かに製作を依頼したのかなども含めて、入手ルートを調べる方針です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加