1970年の日航機「よど号」ハイジャック事件の実行メンバーで、国際手配されていた赤木志郎容疑者(78)が、滞在先の北朝鮮で死亡したとみられることが16日、支援者への取材で分かった。 警察当局もこうした情報を把握しており、確認を進めている模様。 支援者によると、赤木容疑者は平壌郊外で、魚本(旧姓安部)公博容疑者(78)ら実行メンバーや、赤軍派の故田宮高麿元幹部の妻ら計5人と一緒に生活していた。持病を抱え入退院を繰り返していたが、12日に心不全のため平壌の病院で死亡した。現地から関係者を通じて連絡があったという。 事件では、田宮元幹部ら9人が70年3月、日本刀などで武装し、羽田発福岡行きのよど号(乗員乗客129人)を乗っ取った。福岡空港と韓国・金浦空港で乗客らを解放後、北朝鮮に渡った。 警察当局は、国外移送略取容疑などで国際手配しているが、実行メンバーで現在も北朝鮮に残るのは、魚本容疑者ら3人とみられる。田宮元幹部ら2人は北朝鮮で病死し、田中義三元受刑者ら2人は逮捕されて服役し、その後死亡した。岡本武容疑者については北朝鮮で死亡したとの情報があるが、警察は生死不明として国際手配を継続している。 田宮元幹部の妻ら2人と魚本容疑者は、有本恵子さん=失踪当時(23)=や石岡亨さん=同(22)=らを拉致したとして、結婚目的誘拐容疑で国際手配されている。