Alexander Cornwell Emily Rose [テルアビブ 24日 ロイター] – イスラエルのネタニヤフ首相は24日の国連演説で、自身を「戦争犯罪人」と呼んだ米ニューヨーク市のマムダニ市長を激しく非難するとみられている。 今週のビデオ声明で市長に直接語りかけたネタニヤフ氏は、ニューヨークへは「われわれの英雄的な兵士たちについての真実を伝えるため」、そして「あなたについての真実を伝えるため」に行くと説明。マムダニ氏がイスラム組織ハマスを支援していると虚偽の非難を浴びせた。 マムダニ氏は、ネタニヤフ氏がニューヨークを訪れた場合、戦争犯罪の容疑で逮捕すると公約して選挙運動を行ったが、後になって、それを行う法的権限がないと判断したと述べた。今週には、ネタニヤフ氏を「パレスチナ人に対する恐ろしいジェノサイド(大量虐殺)の首謀者」と表現した。 戦争犯罪の容疑を否定しているネタニヤフ氏は、マムダニ氏が1月に市長に就任して以来初めてニューヨークを訪問することになる。ネタニヤフ氏の右派政権に反対するイスラエル人たちは、ニューヨークで抗議活動を行う計画だ。 世論調査によると、5週間後に迫ったイスラエル総選挙で、ネタニヤフ氏の長期にわたる政権が終焉(しゅうえん)を迎える可能性がある。 元イスラエル大使のマイケル・オレン氏は「彼は実際には国連に向けてではなく、イスラエル国民に向けて話すだろう」と述べ、ネタニヤフ氏の国連演説は「選挙演説」のようになると予想した。 ネタニヤフ氏は異例の短い日程で米国を訪問。24日の早い時間帯に到着した後、午後に演説を終えると同日中に帰国する見込みで、トランプ米大統領との会談も見込まれていない。