イスラエルのネタニヤフ首相は24日、米ニューヨークの国連本部で開かれている国連総会で一般討論演説を行い、パレスチナ自治区ガザでイスラエルが「ジェノサイド(集団殺害)」を行ったとする批判を「今世紀最大のうそだ」と非難した。また、イランの核施設を攻撃していなければ「我々は全員死んでいた」と持論を述べ、イランへの攻撃を正当化した。 国連人権理事会の独立調査委員会は昨年9月、イスラエルがガザでジェノサイドを行ったと認定する報告書を発表している。また、ネタニヤフ氏個人についても2024年11月、国際刑事裁判所(ICC)が戦争犯罪や人道に対する罪の疑いで逮捕状を出している。 ネタニヤフ氏の演説開始の直前には、パレスチナ自治政府の代表団をはじめ各国の外交官たちが相次いで退席した。イスラエルやネタニヤフ氏への抗議の意思を示したとみられる。日本代表団の関係者とみられる人物は席に残っていた。 これに対しネタニヤフ氏は演説の冒頭、「もしまだここから立ち去っていない『道徳的臆病者』がいるのなら、今すぐ退席してください」と挑発してみせた。