上野4億円強盗 運転手役の男の裁判「報酬は1円も貰っていません」と主張も事件後に大盤振る舞い

東京・上野の路上で現金計約4億2300万円が入ったスーツケースを奪ったなどとして、窃盗の罪に問われている狩野仁琉被告(21=逮捕時)の公判が9月14日に東京地裁で開かれた。 「狩野被告は仲間と共謀して1月29日午後9時半ごろ、上野の路上で男性から現金計約4億2300万円が入ったスーツケース3個を奪って逃走。実行役の男が男性の顔にスプレーのようなものをかけるなどの暴行を加えました。運転手役として事件に関わった狩野被告は父親が山口組弘道会系の暴力団の組長で、本人も山口組系暴力団の幹部といわれています。 狩野被告の知人で、指示役を務めて窃盗罪で起訴された小池恒児被告(47=逮捕時)ら合計7人が逮捕されていますが、いまだ逃走中の共犯者もいるとされます」(全国紙社会部記者) この日、狩野被告はグレーのスーツにノーネクタイで出廷。上背はないものの、小兵力士のようなガッチリとした体格で銀縁メガネの奥の眼光は鋭かった。 被告人質問に先立って行われた証人尋問には、狩野被告の叔父が出廷。弁護人から「今回の報道を知り、どう思いましたか?」と尋ねられるとこう答えた。 「驚いたのと、おとなしく生活していると思ったので腹が立った。ジン(狩野被告)は根が優しいし、基本的には真面目だと思う」 服役後は「自分がサポートする」とし、こう続けた。 「実父がヤクザなのでその関係を切りたい。私のところで面倒をみたいと思う。倒産したけど飲食店をやっていたので、手伝ってもらおうと思う。カタギとして生きてもらいたい。今度、悪いことをしたら、許されないかもしれませんが暴力を振るってでも止めようと思います」 検察は叔父の経歴について質問。自身も過去に暴力団に所属し前科もあると話し、「33歳で足を洗って20年以上はカタギです。服役を終え介護施設で働き、現在はタクシー運転手をしている」と説明。 狩野被告が逮捕時に暴力団幹部と報道されたことについては、「マスコミの人は、そう定義したいんでしょうけど盃も交わしていない。(今回の事件は)カタギがイキがってやっただけ」と述べた。 裁判長が飲食店が倒産していることを心配すると、 「新しく飲食をやろうと思っています。そのためにタクシー運転手をしながらおカネを貯めている」 と話し、証人尋問を終えた。

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