日本維新の会の藤田文武共同代表(45)は24日、東京・有楽町で開いた街頭演説会で、第2次高市早苗改造内閣で初入閣した中司宏規制改革担当相(70)について、かつて「自民党のスーパースターと言われた若手のエース」だったと紹介した。後任の柴田巧幹事長(65)とともに、派手さより裏方仕事を重んじる「仕事人」だと評価し、「維新に求められるのは、こういう姿勢だ」と訴えた。 演説会では、司会を務めた新実彰平参院議員(37)が約50人の聴衆を前に「集まり方はぼちぼち」と自虐を交え、笑いを誘った。 ■「維新のお父さん」の苦労人 中司氏は産経新聞記者から自民党の大阪府議、枚方市長を経て、大阪維新の会から政界に復帰した経歴を持つ。強い言葉で注目を集めるより、党務や国会運営を担う調整型とされ、昨年8月に党幹事長に就いた。 中司氏の政治人生は平坦ではなかった。枚方市長4期目に清掃工場建設工事を巡る談合事件で逮捕、起訴され、市長を辞職。その後、有罪が確定した。 藤田氏は「最初は自民党のスーパースターと言われた若手のエース」だった中司氏が、「挫折を味わい、苦杯を喫して」府議、国会議員と再起した「苦労人」だと評した。 「人一倍、人の苦労やつらさも分かるし、悔しさも分かる」とした上で、「今回の第2次改造内閣、仕事人が必要なんですよ」と強調。「入閣に値する、能力の優れた人だと、私が一番近くで仕事をしてきて確信している」と語った。 維新は中司氏を党側から支えるため、規制改革などを扱う調査会を立ち上げる。 ■若手を支えた2人の「仕事人」 後任の柴田氏についても、表に立つより若手を支えてきた「仕事人」だと評価した。 「中司大臣同様、私たち若手を前に押し出し、そっと手を差し伸べ、下支えをずっとやってくださった仕事人」と述べ、「今、維新に求められるのは、こういう姿勢だ。目立とう、または華々しい成果を上げようと焦ることではない」と強調した。 ■「維新は捨て身の政党」