陸上自衛隊久留米駐屯地所属の自衛官が同僚の隊員にあおり運転をさせて現金150万円を脅し取った疑いで逮捕されました。 恐喝の疑いで逮捕されたのは陸上自衛隊久留米駐屯地所属の自衛官・大和龍太容疑者(21)と知人の自称建設作業員・広重玲哉容疑者(27)です。 警察によりますと大和容疑者は去年1月、久留米市内で同僚の男性隊員(21)に広重容疑者の車を狙った「あおり運転」をさせて示談金名目で現金150万円を脅し取った疑いが持たれています。 大和容疑者は同僚男性が運転していた車に同乗し、助手席から車間を詰めるよう指示したりクラクションを鳴らしたりしていました。 その後、広重容疑者が「あおり運転をしたよな」と男性に因縁をつけると大和容疑者は「これが職場にばれたらやめるしかなくなる」と男性に金で解決するよう促していたということです。 警察の調べに対して大和容疑者は「お金を借りただけ脅し取るつもりはなかった」と容疑を否認した上で「普通に150万円貸してと頼んでも貸してくれないと思ってこの方法を思いついた」と話しています。 一方、広重容疑者は「金に困っていたので一緒にやった」と容疑を認めています。 去年7月に陸上自衛隊側から警察に相談があり、久留米署が捜査していました。