絶望したままどう生きていくか、文学紹介者・頭木弘樹さん「病気克服の物語なんて倒れたままの人たちへの裏切り」…書きたいのは「あってもいいのにまだない本」

文学紹介者、頭木弘樹さんは、20歳のとき潰瘍性大腸炎という難病になり、「食べることと出すこと」が当たり前にできなくなった。孤独と不安にさいなまれたとき、身にしみたのはカフカの「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」というネガティブな言葉だったという。「心の持ちようが大事」という励ましは響かないどころか、怒りさえ覚えた。どうしてそう感じたのだろう。

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