「科学捜査の達人」が地下鉄で暴行か…韓国・表彰歴ある元警察官を起訴、被害男性は脳振とう

【10月04日 KOREA WAVE】「科学捜査の達人」として知られる韓国の元警察官が、酒に酔って地下鉄の社会服務要員を暴行した疑いで起訴された。駆け付けた警察官に対しても自身の経歴を持ち出し、警察署長に会うと声を荒らげたという。JTBC「事件班長」は9月29日、地下鉄の社会服務要員として勤務し、最近召集解除となった20代男性からの情報提供を伝えた。番組によると、事件は6月11日午後8時ごろ、ソウル地下鉄3号線の駅で発生した。元警察官は酒に酔った状態で「カードが使えず地下鉄に乗れない」として、自動改札機を蹴っていた。職員呼び出しベルを受けて改札に向かった社会服務要員がカードを確認したところ、問題はなかった。その後、元警察官を駅事務室へ案内すると、暴行が始まったという。元警察官は自身の公職経歴や社会服務要員の年齢に言及しながら暴言を吐き、頭や顔などを6〜7回殴った。目撃した市民が止めに入ると、その市民にも暴行しようとし、社会服務要員は制止する過程でさらに数回殴られたという。通報を受けて駆け付けた警察官に対しても「警察官を40年以上やった人間だ」と自身の経歴を強調。警察署長と直接話すと声を荒らげ、暴言も吐いた。対応した警察官は、署長に会うとの発言に「そうしてください」と応じ、手続きに従って事件を処理した。社会服務要員は当初、元警察官が酔って大げさなことを言っているだけだと思っていたが、警察による身元確認で実際に元警察官だったことを知ったという。事件後に救急へ助けを求め、脳振とうと診断された。帰宅後、元警察官の名前をインターネットで検索すると、その経歴に驚いたという。元警察官は捜査手法の発展に貢献したとして複数回表彰を受けた人物だった。長期未解決殺人事件の犯人逮捕でメディアに紹介され、複数のテレビ番組で事件のアドバイザーも務めていた。現在は大学教授として警察学科の学生を教えている。元警察官は器物損壊と公務執行妨害の疑いで起訴され、正式な裁判を控えている。社会服務要員によると、事件後に元警察官から謝罪や示談の申し入れはなく、起訴後に裁判所へ100万ウォン(約10万円)が供託されたとの通知を受けただけだったという。社会服務要員は「今も自分の行動を反省していないように思う。こうした人物が捜査の達人として尊敬されるべきではないと思い、情報提供した」と話した。また、事件の約1カ月前にも別の酔客から暴行を受けたといい、社会服務要員が酔客に殴られることは珍しくないにもかかわらず、周囲からは我慢するよう言われるだけだったと訴えた。服務中に情報提供すれば内部で悪く見られるのではないかと心配し、召集解除後に初めて知らせたとして、「社会服務要員の勤務環境が改善されてほしい」と話した。(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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