2025年12月31日、茨城県水戸市のアパートで妊娠5カ月のネイリスト小松本遥さん(当時31)が殺害された。事件発生から22日後の1月21日、殺人の疑いで逮捕されたのは、東茨城郡城里町の会社員、大内拓実容疑者(当時28)。大内被告は遥さんの元交際相手だった。 別れた後も遥さんの元勤務先や共通の知人らに居場所を聞き回っていた大内被告。それでも居場所はわからず、ぬいぐるみの中に紛失防止タグを仕込み、偽のキャンペーン当選案内状を添えたダンボールを遥さんの実家に置いた。遥さんがそれを自宅に持ち帰ったことで住所が特定された。 事件当日の大晦日、大内被告は宅配業者を装って遥さんの自宅へ。遥さんが玄関から出てきたところをハンマーで頭部を複数回殴打し、包丁で首を刺すなどして遥さんを殺害。帰宅した夫が、玄関先で血を流して倒れている遥さんを発見した。 2026年9月14日、水戸地裁での初公判。公判で明らかにされたのは、被告の身勝手な動機と残忍な手口、そして被害者の無念さだった。法廷では遺族の供述が読み上げられた。「早く帰っていれば殺されていなかったのではないか。守ってやれなかったという怒り、自分自身を責めています」(夫)「すべてが奪われました。七夕のころに生まれる予定だった赤ちゃんも娘も帰ってきません」(母) 母親は極刑を望むと述べたが、水戸地裁の判決は拘禁刑20年だった。 夫は判決後の記者会見で、「正直2つの命を取られたとしか思っていない。『お腹の子は母親の一部』というとらえ方はどうなのか。自分を憎みます。もっと早く行動していれば……」と胸中を明かした。 2025年12月29日、大内被告が遥さんの部屋を突き止めた日、遥さんは実家の母親に写真を送っている。妊娠5カ月の赤ちゃんのエコー写真だった。「たった20年で外出てこれちゃうのっていう。全然納得はしていない」(夫) 赤ちゃんが男の子であったと、夫は事件後、警察から聞いたという。(『ABEMA的ニュースショー』より)