timelesz7人が猪俣周杜の脱退・契約解除うけ、思いを語る

『Sexy Zone』時代を経て2025年2月5日、体制を一新したtimelesz。そこからわずか1年後、東京ドームのステージに立つまでに急成長を遂げたグループが、今、最大の試練に立たされている。9月19日にメンバー・猪俣周杜が知人女性への傷害容疑で逮捕された。そして、STARTO ENTERTAINMENTは9月30日付けでグループからの脱退、契約解除を発表した。10月1日に都内で行われた記者会見では、スーツに身を包んだ7人が何度も頭を下げて、整理のついていない感情を吐露した。菊池風磨は、新メンバーを募る『timelesz project -AUDITION-(タイプロ)』の立ち上げについて、「当時3人(菊池・松島聡・佐藤勝利)だった私たちにとって、このプロジェクトはグループとしてもう一度、高い意識を持って挑戦し続けるための大きな決断でした」と振り返った。アイドルとして頂点を再び目指すため、STARTO ENTERTAINMENTだけでなく一般からの応募も解禁するという前代未聞の試み。ジュニア経験のない人間がいきなりデビュー組のグループに加入することは当初から批判の声もあった。だからこそ、一般公募から人生を懸けて加入した橋本将生と篠塚大輝の言葉は重い。猪俣とともにオーディションを戦い抜いた同期である篠塚は、「これからずっと同じ夢を追い続けるものだと考えておりました」と言いかけた先で、涙に言葉を詰まらせた。橋本は「約2年間、切磋琢磨してきた仲。そんな近くにいた僕たちですら気づけない、見えないことでした」と複雑な胸中を吐露する。ジュニアとしての期間や俳優部などでの長い下積みを経て、timeleszでアイドルデビューという夢を掴んだ寺西拓人と原嘉孝。教育係として新メンバーを支えてきた原は「僕の中にあるのは、強い怒りと、皆様に対する申し訳なさしかございません」と大粒の涙を流し、言葉を振り絞った。寺西は「どのような思いで向き合ってきたのか、疑問しかありません」と冷徹なほど突き放した。松島は「悲しい、悔しい、情けない。そんなことよりも、まずは申し訳ない、怒りの気持ちが大きいです」と涙目で声を震わせた。佐藤は「言葉でお伝えするだけで、信頼を取り戻せるとは思っておりません」と静かに視線を落とした。猪俣の最終処分がメンバー自身に知らされたのは公式発表の前夜だったというが、「もう二度と、一緒に仕事はできない」とすでに7人の気持ちは固まっていた。事件後、誰も連絡を取っておらず、会ってもいない。「我々への謝罪は考えてもらわなくて結構。被害者の方と向き合い、自身の人生を見つめ直してもらいたい」(菊池)と強い言葉で突き放した。余波は波紋を広げる。11月18日リリース予定だったライブBlu-ray&DVD『We’re timelesz LIVE TOUR 2026 episode 2 MOMENTUM』は発売中止。レギュラー番組では猪俣の出演シーンがカットされ、スポンサー、CMへと飛び火する。事件後に7人でグループの在り方について話し合うなかで、「解散」という言葉は一度も出なかった。菊池は「猪俣のことをなかったことにしたいわけではない。我々としても真摯に深く受け止め、まずは目の前にあるいただいたお仕事に真剣に取り組み、誠意を尽くして行動で示していくしかないと思っています」と言葉を振り絞った。会見の最後に、「アイドルの定義とは何か?」と問われると、菊池は「人によってアイドルの定義は何通りもあると思います。ただ1つ言えるのは、とにかく真っすぐで前向きで、決してネガティブなイメージがない。これがアイドルだと思っています」と答えた。時間は戻らない。timeleszにとってのアイドルの定義は、これから彼らが行動で書き換えていくしかない。取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧―[timelesz]―

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