【AFP=時事】国際刑事裁判所(ICC)は5日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの暫定政権が女性や少女に対して科している制限措置を通じて人道に対する罪を犯したとして、同政権の教育相ら2人に対する逮捕状を非公開から公開に切り替えた。逮捕状が公開されたのは、ハビブラ・アガ教育相とネダモハマド・ナディム高等教育相の2人。逮捕状は2025年9月9日に発付されていたが、5日まで非公開とされていた。両氏は、2021年8月にタリバンが実権を握って以降、12歳以上の少女が中学校・高校に通うことを禁止し、女性を高等教育から排除する政策に関連し、ジェンダーに基づく迫害を行った疑いが持たれている。ICCによる逮捕状の公開により、タリバン暫定政権に対する国際的な圧力が強まる可能性がある。ICCが2025年7月、アフガニスタンの最高指導者ハイバトゥラ・アクンザダ師やアブドゥル・ハキム・ハッカニ最高裁長官に対しても逮捕状を発付している。アガ教育相とナディム高等教育相についてICCは「被疑者がジェンダーに基づく迫害という人道に対する罪を犯したと信じるに足る合理的な理由がある」と指摘。また、この迫害は女性や少女に向けられたものであり、彼女たちの基本的人権の奪取は、タリバン政権の政策の下で疑われている「監禁、拷問、性的暴行、強制失踪」などの他の犯罪と「関連して」行われたとしている。アフガニスタンの住民がAFP記者に語ったところによると、教育の制限に伴い、十代の少女や女性は主に自宅に留まることを余儀なくされ、深刻なメンタルヘルスの問題に直面しているという。【翻訳編集】 AFPBB News