北九州市で中学生2人が殺傷された事件で、逮捕された男の鑑定留置を行うため、身柄が16日移送されました。 先月14日、北九州市小倉南区のファストフード店で、中学3年生の男女2人を殺傷した疑いで逮捕された平原政徳容疑者(43)の鑑定留置を行うため、16日午後、身柄が小倉南警察署から病院へと移されました。 警察によりますと、平原容疑者は、男子中学生を刺した行為については認める一方で、女子中学生の殺害については、刺した行為そのものを否認しています。 男子中学生に対する殺人未遂容疑での逮捕後の取調べなどから、捜査本部は、平原容疑者が被害者らと目が合った事で一方的に怒りを募らせ、犯行に及んだ可能性があると見ています。 鑑定留置は約2カ月間で、医師が精神状態などを調べたうえで、検察が責任能力が問えるかどうかを判断することになります。