10月4日、米普天間基地(沖縄県宜野湾市)に所属する米海兵隊上等兵の男が、強盗殺人容疑で逮捕された。沖縄ではこれまで米軍関係者による事件が繰り返されてきたが、今回の疑いにもまた、世論の怒りが高まっている。各社報道によると、逮捕されたのは普天間基地所属のデビン・ジェイコブ・バラード容疑者(20)。逮捕容疑は3日、那覇市内のホテルで、同市在住の女性(39)を殺害した上で、女性の財布やかばんを奪った疑い。女性の首には紐のようなもので締められた跡があったというが、容疑者は「私は知りません」などと容疑を否認しているという。高市早苗首相(65)は4日に更新したXで、《沖縄県那覇市で発生した強盗殺人事件に関し、お亡くなりになった方に哀悼の意を表しますとともに、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます》としつつ、《日本政府として米側に強く抗議するとともに、捜査への最大限の協力、米軍関係者の綱紀粛正と事件・事故の再発防止の徹底を強く求めたところです》と報告。5日に開会した臨時国会でも、所信表明演説に先立って事件に言及していた。いっぽう、9月30日に就任したばかりの沖縄県の古謝玄太知事(42)はというと……。実は現在、Xでは古謝氏が事件を受けて4日に開いた会見での一幕が、波紋を広げている――。古謝氏は会見冒頭、被害女性に対する哀悼の意を述べた上で、事件について「県民に大きな衝撃を与え、新たな不安を招くものであり、断じて許せるものではなく、非常に強い憤りを感じています。県としてはこれまで事件が起こるたびに米軍に対して再発防止を求めているものの、事件が再び起きたことは、米軍の綱紀粛正、隊員教育等が全く機能していないと言わざるを得ません」とコメント。今後、米軍に対して厳重に抗議する旨を表明した。そして、質疑応答に移ると、大手紙の記者が、古謝氏がジョージ・グラス駐日米国大使と協議を行ったことについて、「グラス大使とは電話で協議をしたのか。協議ではどういった言葉を伝えたのか」と質問。これに対して、古謝氏は「電話ですね」と答えた上で、以下のように述べた。「ちょっと具体的な発言を一言一句覚えているわけではないのですが、遺憾の意は示したかなと思います」会見では終始、引き締まった表情を崩さなかった古謝氏だが、この発言の場面では、なぜかにっこりを笑顔を浮かべていた。Xでは、この場面を切り抜いた動画が広く拡散され、女性の命が奪われたという凄惨な事件にもかかわらず、古謝氏は緊張感が欠けているとして、以下のような疑問の声が上がった。《古謝さん、沖縄県知事として、この場面で笑顔はあり得ない》《なんで県民が殺されてるのに笑顔なんだよ》《なんだこの笑顔 ありえないだろ》さらに、政界の元“重鎮”である小沢一郎前衆院議員(84)も黙っていない。小沢氏は4日に更新したXで、古謝氏が会見で笑顔を見せた映像を引用した上で、 《この知事は大丈夫なのか?この状況でなぜ笑うのか?》と糾弾した。とはいえ、人間は過度なプレッシャーや緊張を感じる場面で、正反対の反応が出てしまうことがある。一部のユーザーからは、そうした事情が絡んでいる可能性や、古謝氏が就任したばかりという点に配慮を示した声も上がっていた。《笑ってはいけないタイミングで笑ってしまうこと自体は、私は起こることと思っていて。一種のストレス反応なのだよね。実際何か面白い要素のある話はしていない。予想》《たぶん本人に悪気はなかったのだろうが、就任早々キャパオーバーな事態が起きて、処理が追いつかずパニックになってしまったのかもしれない。他県ならまだしも、ただでさえ国と県民の板挟みになりやすい沖縄県の知事でこの状態では、先が思いやられる…》《古謝氏の「笑顔」については、そのような反射的な表情筋の変化の可能性もあるので、現時点では「事件を舐めてかかっている」とまでは断定せず、知事として政府や米国にどう対峙していくのかを見守りたい》