ラトヴィア国籍の男性2人を逮捕、英空軍基地に不法侵入の疑い

ヘレン・バーチェル記者(英ケンブリッジシャー)イギリスの対テロ警察は8日、米軍と北大西洋条約機構(NATO)が情報活動に使用している英空軍基地に不法侵入したとして、ラトヴィア国籍の男性2人を逮捕したと発表した。この基地は、イングランド東部ケンブリッジシャーにあるモールズワース基地。7日午後10時ごろ、周辺で英国防省警察(MDP)の警備隊が放置車両を発見し、警戒態勢が敷かれた。捜索の結果、基地のフェンスに小さな破損が見つかった。その数時間後、警察は基地の敷地内で2人を逮捕した。ロンドン警視庁によると、容疑者は36歳と32歳で、イギリス在住だという。ロンドン警視庁の対テロ責任者ヘレン・フラナガン警視長は、現時点ではイングランド南西部グロスタシャー州のフェアフォード空軍基地周辺で発生した事件との関連性は確認されていないと述べた。この事件ではこれまでに7人の逮捕者がでているが、起訴された者はいない。「軍事施設に対する最近の関心と懸念の高まりは十分に認識しているが、現時点では、この事件が先週のフェアフォード空軍基地での出来事と関連していることを示唆するものは何もない」と、フラナガン氏は述べた。一方で、捜査はまだ「ごく初期段階」にあると強調した。今回の容疑者らは、基地周辺での捜索にケンブリッジシャー警察が加わった後、当初は立ち入り禁止区域への不法侵入と器物損壊の疑いで逮捕され、地元の警察署に連行された。2人はその後、イギリスに害を及ぼす目的で立ち入り禁止区域に侵入したとして、2023年国家安全保障法第4条違反の容疑で逮捕された。モールズワース基地には、アメリカのヨーロッパ・アフリカにおける情報活動センターと、NATOの情報拠点が置かれている。軍用機の発着基地としては使用されていない。フラナガン氏はまた、警察がピーターバラ地区の2カ所の住所で捜索を行っていると述べた。「今回の捜査の大きな部分を占めるのは、男性たちがなぜ現場にいたのか、その動機となりうるあらゆる可能性を検討することだ。現段階ではあらゆる可能性を排除せずに捜査を進めていることを強調しておきたい」「市民にはこれまで同様、引き続き警戒を怠らず、何か気になることがあれば警察に連絡してほしい」英国防省の報道官は、「我々は防衛施設に対する潜在的な脅威に対して引き続き非常に警戒しており、警察や同盟国と緊密に連携して施設の安全確保に努めている」と述べた。「基地の警備は、物理的な障壁、パトロール、監視、モニタリング、そしてドローン対策能力を含む多層的なアプローチによって、常に見直しが行われている」米欧州軍の報道官は、イギリスの支援に感謝を表明したが、「情報活動に関する事項について議論するのは不適切であり、具体的な部隊防護措置についても議論しない」と付け加えた。「我々は、施設周辺の脅威環境を継続的に評価し、人員、施設、そして部隊が活動する基地を守るために適切な措置を講じていく」(英語記事 Two Latvian men arrested on suspicion of trespass at RAF base)

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