闇バイトに応募して海外へ渡航し、特殊詐欺に加担する若者らが相次いでいるとして、警視庁東京空港署や日本航空が9日、東京・羽田空港で注意を呼びかけ、「怪しいと思う仕事には、一切応じないで」などと書かれたチラシを配った。 警察庁によると、2025年にはタイ、カンボジア、マレーシア、フィリピンの特殊詐欺の拠点が摘発され、日本人ら54人が逮捕された。8割が20~30代だったという。 こうした中、警視庁特別捜査課は、カンボジアの拠点から都内の女性に詐欺の電話をかけ、700万円をだまし取ったとして、男(53)=住居・職業不詳=を詐欺容疑で逮捕し、9日発表した。「私は詐欺をしていません」と否認しているという。■帰国→出国→帰国→逮捕 男は25年10月、何者かと共謀し、警察官などをかたって都内の50代女性に「大きな詐欺事件にあなたが関与している疑いがある」などとうそを言い、700万円をだまし取った疑いがある。 男は事件後に一度帰国した後、再び出国。8日にフィリピンから帰国したところを逮捕された。(板倉大地、西岡矩毅)