ペットチェーン店で劇薬を無資格注射の疑い 薬売った?獣医師も逮捕

販売用の犬や猫に対し、獣医師の指示が必要な医薬品を無資格の店員に打たせたとして、大阪府警は14日、ペットショップチェーン「Aペット」(本社・堺市中区)代表の天見恭之(ちかつな)容疑者(42)=大阪市浪速区=ら男女4人を、獣医師法違反(診療業務の制限)の疑いで逮捕したと発表した。 またAペットに無許可で医薬品を販売したとして、株式会社ジョイ診療所(茨城県龍ケ崎市)代表で獣医師の埜田(のだ)博実容疑者(78)ら2人を、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕したとも明らかにした。 府警は3月、大阪府内と東京都内にあるAペットの11店舗など約30カ所を家宅捜索していた。 店舗からは注射薬の投与などを指示する店員向けのマニュアルが見つかり、府警は無資格での治療行為が繰り返されていた可能性があるとみて調べる。 生活環境課によると、天見容疑者ら4人は共謀して2025~26年、Aペットが運営していた大阪府内の複数の店舗で、店員が獣医師免許などを持っていないのに、体調を崩した販売用の犬や猫に「劇薬」とされる感染症用の注射薬を投与させた疑いがある。 関係者によると、このうち26年1月に注射を打たれた子犬は翌日に死んだという。 埜田容疑者ら2人は、販売業の許可を受けていないのに26年2月以降、2回にわたりAペットに動物用医薬品を売り渡した疑いがある。 2人はAペットの店舗で診療にあたる立場だった。Aペットで店員が注射した医薬品も、埜田容疑者らが販売したものと府警は見ている。 関係者などによると、Aペットは当時、11都府県で約40店舗を展開。主にホームセンターのペットコーナーに出店していたという。(黒田陸離、西崎啓太朗)

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