獣医師以外に犬や猫へワクチン接種などをさせた疑いで、ペットショップの代表らが逮捕されました。大阪市内の動物病院で診察を受けているのは、チワワのタロくん、11歳。緊張してソワソワした様子です。(獣医師)「右のおしりに打っておきますんで。いいこだね。がんばった」獣医師が犬に打ったのはウイルスや細菌などの感染症を予防するワクチンです。このワクチン、飼い主には年に1回の接種を推奨しています。(動物病院ラスティー・南本真成獣医師)「皮下注射とか筋肉注射とか、静脈注射とか。その動物に対して、どの部位に注射を打つべきかというのもありますし、無資格の人が打つのは言語道断」こうしたワクチンの接種は法律上、診療行為とされていて、国家資格である獣医師の資格が必要です。ところが…警察によりますと、獣医師法違反の疑いで逮捕されたペットショップチェーン店「Aペット」の代表・天見恭之容疑者(42)ら4人は去年から今年1月にかけて、大阪府内の4店舗で獣医師の資格がない従業員らに犬や猫、計9匹へ感染症を予防する医薬品を接種させた疑いが持たれています。「Aペット」は全国のホームセンターなどに一時最大44店舗を展開していました。また、Aペットに対して動物用の医薬品を無許可で販売した疑いで、茨城県の獣医師、埜田博実容疑者(78)と峯苫稔三容疑者(79)も逮捕されました。無資格の人が医薬品を接種させることには、どのような危険性があるのでしょうか。(南本真成獣医師)「副作用の報告はアナフィラキシーショックが書いてあった。異物に対して体が反応したときに、全ての注射でショック症状になり得る」捜査のきっかけは関係者からの「獣医師資格がない者が注射した犬が翌日に死んだ」との相談だったということです。警察は天見容疑者らの認否を明らかにしていません。