勤務先の不動産会社から約400万円を横領したとして、神奈川県警は14日、川崎市の元不動産会社員の経理責任者の女(53)を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。県警によると容疑を認め、「ほとんどを『石』の購入に使った」などと供述しているという。 多摩署によると、逮捕容疑は2020年1月~21年6月、都内の金融機関で、当時勤務していた川崎市多摩区の不動産会社名義の口座から18回にわたり計399万円を引き出して着服したというもの。 署によると、女は2023年までの10年あまりで計約2500万円を横領したとも話しているという。署は、女が帳簿に架空の交通費や社会保険料の支払いがあったように記載して偽装し、横領を繰り返していたとみている。 署が女の自室を家宅捜索したところ、100点以上のパワーストーンが押収された。衣装ケースや洗濯かご、段ボールに詰め込まれていたという。 多くは数珠で、約60万円の値札がついたままのものもあったという。瞑想(めいそう)などの際に使われるおわん型の楽器「シンギング・ボウル」も見つかり、女は横領した金で購入したなどと説明しているという。 署は、ほかにも会社の給与システムで自身の給与を水増しするなどして長年横領を続けていた疑いがあるとみて調べている。(奥田薫子)