【AFP=時事】JD・バンス米副大統領は17日、フランスでの抗議デモ中に発生した暴力行為について、移民が原因だと主張した。X(旧ツイッター)には、フランス中部リモージュの市庁舎が炎上する様子を捉えた動画も投稿した。バンス氏はXに「西側のリベラル派は、多様性と慈悲の名の下に、第三世界をフランスや他の国々に持ち込んだ。同化や適合性という根本的な問題を無視した。こうなると警告されていたのに、耳を貸さなかった」と投稿した。さらに「素晴らしい人々が暮らす美しい国、フランスで、これ以上、国を象徴する建造物が焼かれる前に、この狂気が止まることを祈っている」と続けた。2028年の大統領選の候補者となる可能性があるとみられているバンス氏は、共和党の苦戦が予想される11月3日の中間選挙にも言及し、「米国の人々も注意してほしい。これこそ、議会の民主党議員たちが米国にもたらそうとしている未来だ」と主張した。フランスでは17日、物価高騰に抗議する大規模なデモが全国各地で行われたが、警察とデモ参加者が衝突し、各地で暴力行為や大規模な略奪、火災が発生した。セバスチャン・ルコルニュ仏首相によると、デモに伴う暴力行為で1200人が逮捕され、警察官150人が負傷した。内務省はデモの参加者を55万人と発表したが、デモに参加した労働組合「労働総同盟(CGT)」は参加者数を80万人としている。バンス氏は、共和党内でも特に国家主義的で、民族的・文化的アイデンティティーを重視する勢力を代表する人物で、欧州の移民政策が寛容すぎるとして、たびたび批判している。2025年2月にはドイツ・ミュンヘンでの演説で、欧州諸国の移民政策をめぐり厳しい苦言を呈した。【翻訳編集】 AFPBB News