米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで、配達ロボットの前に立ちはだかって進路をふさいだ女性が、公共の秩序を乱した疑いで地元警察に逮捕された。地元テレビ局が16日、報じた。女性はロボットが人間の仕事を奪っていることへの抗議だったと説明。今後も同様の抗議活動を続けていくとしている。警察によると、女性はフィラデルフィア市内中心部の市場近くで、食品宅配サービス「ウーバーイーツ」の配達ロボットの前に何度も立ちはだかり、繰り返し進路をふさいだ。警察官が再三にわたり移動を命じても従わなかったという。女性は、配達ロボットが「人間の配達員の仕事を奪っている。見つけるたびにロボットが前に進むのを阻止してきた」と説明。ある目撃者に対して「ロボットを止めなければいけない。彼らが世界を支配しつつある」と述べたという。女性は言論の自由などを保障する米憲法修正第1条に基づく正当な抗議だと主張し、今回の騒動をきっかけに、配達ロボットや人工知能(AI)の問題の議論が進むことを期待しているとも語った。別の地元メディアによると、女性はペンシルベニア大学の名誉教授。9月にも同様の抗議を行い、SNSで注目されていた。(桑村朋)