韓国・仁川の10人襲撃事件、容疑者のサイコパス検査を検討…下見の形跡は確認されず

【10月20日 KOREA WAVE】韓国・仁川の大型商業施設で刃物を振るい、市民10人を殺害しようとした疑いで逮捕されたチェ・チュンラク容疑者(59)について、警察がサイコパス診断検査の実施を検討している。仁川南洞警察によると、チェ・チュンラク容疑者は殺人未遂と公共の場所での刃物所持の疑いで逮捕された。警察はプロファイラーを投入し、衝動性や共感能力の欠如、無責任さなどの性格的特徴を分析することを検討している。ただ、現時点で犯行現場を事前に下見した形跡は確認されていない。警察は10月17日、仁川保護観察所西部支所を捜索し、チェ・チュンラク容疑者が装着していた電子足輪の全地球測位システム(GPS)による追跡データや、保護観察の記録などを確保した。直近3カ月間のGPS記録を分析した結果、事件前に現場となった南洞区九月洞の建物を下見した形跡は見つからなかった。担当の保護観察官への聴取や保護観察記録からも、事前に犯行を計画していたと推測できる記録は確認されていないという。違法薬物の使用を調べる検査も陰性だった。警察は、チェ・チュンラク容疑者が犯行時に所持していた大量の薬剤を国立科学捜査研究院に鑑定依頼したが、違法薬物の成分は検出されなかったと説明した。尿や毛髪の検査でも、同様の成分は確認されなかった。警察は押収した携帯電話のデジタル解析などを進め、具体的な動機や計画的な犯行だったかどうかを引き続き調べる方針だ。チェ・チュンラク容疑者は10月13日午後1時48分ごろ、仁川市南洞区九月洞の大型商業施設の2〜3階で刃物を振るい、市民10人を殺害しようとした疑いが持たれている。被害者のうち19歳の女性は心停止の状態で病院に搬送され、現在も人工呼吸器に頼るなど重体となっている。残る9人は命に別条はないという。チェ・チュンラク容疑者は警察の調べに対し、「皮膚疾患の治療を受けた病院に不満があったが、病院側の通報で警察の捜査も受けることになった。不満を社会に知らせるため、ニュースになる事件を起こそうとした」という趣旨の供述をしている。(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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