【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領を公然と批判してきた民主党の州議会議員が22日、大麻密売組織に関与した疑いで逮捕された。トッド・ブランチ司法長官とカシュ・パテル連邦捜査局(FBI)長官は、違法な大麻取引に関する捜査で、南部バージニア州議会上院のL・ルイーズ・ルーカス議員(82)ら7人を逮捕したと発表した。トランプ政権高官らによる異例の大々的な発表では、逮捕者にはルーカス議員の娘2人と孫1人も含まれていることが明らかにされた。ブランチ司法長官は記者会見で、「起訴状によると、ルーカス上院議員は大麻密売組織の活動に利益をもたらすため、犯罪行為やその他の活動を承認し、指示していた」と述べた。ルーカス議員は、組織犯罪やマネーロンダリング(資金洗浄)などに関する複数の共謀罪で起訴された。ルーカス議員はX(旧ツイッター)に投稿した声明で、「FBI、司法省、そして連邦政府の総力が、82歳のひいおばあちゃんに対して行使された」と訴えた。さらに、「私は脅しには屈しない。威圧にも屈しない。そして、決して引き下がらない」と付け加えた。FBIは5月、ルーカス議員の自宅と、同議員が共同所有する合法の大麻販売店を捜索していた。長年にわたり州上院議員を務めてきたルーカス議員は、バージニア州の連邦下院選挙区の区割りを民主党有利に変更しようとする最近の取り組みで、中心的な役割を果たした。この取り組みは、民主党が連邦下院でさらに4議席を獲得できるようにすることを目的としていた。トランプ氏はこれまで、批判者や政敵、学者、自身に忠実でないとみなした政府当局者らに対し、数々の報復措置を講じてきた。ブランチ司法長官は22日、ルーカス議員に対する捜査は「トランプ大統領が再選されるずっと前から始まっていた」と強調した。【翻訳編集】 AFPBB News