道頓堀ダイブに潜む危険、間一髪で回避された衝突 記者ノートfrom湊町

プロ野球阪神タイガースが今月3日、リーグ優勝を果たし、球団史上初のセ・リーグ連覇を成し遂げた。記者も「虎党」。喜びはひとしおだ。優勝の瞬間、大阪・ミナミの道頓堀川周辺で歓喜に沸く虎党を取材した。記者の仕事は、ファンの声を聞くことにとどまらない。府警の警備態勢や川に飛び込む人の様子を注視していた。その中で、背筋が凍る場面があった。川に飛び込むために、遊歩道の手すりの上に立った男性。その背中を別のファンが押し、本人の意図せぬタイミングで落下する形になったのだ。遊歩道と川の間にはブロックが突き出ている部分がある。姿勢を崩しながらあおむけで水面に向かう男性の後頭部は、あと少しでブロックにぶつかってしまうところだった。間一髪で回避され、男性は自ら遊歩道へはいあがって歓喜の輪に戻ったが、仮に後頭部を強打した状態で水中に落下していれば、最悪の結果になってしまった可能性も否めない。今月16日には、道頓堀川の遊歩道にいた男性が川に投げ込まれる事件が発生。男性は低体温症で病院に搬送された。高校生を含む15~23歳の男女5人が南署に逮捕されたが、逮捕容疑は殺人未遂だ。状況は大きく異なるが、先ほどのケースでも生じた結果次第では、男性の背中を押した人の法的責任が問われたかもしれない。過去には、道頓堀川に飛び込んで亡くなった人もいる。飛び込み自体をやめてほしいと一虎党として切に願う。(西浦健登)

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