中学校の近くの路上に火炎瓶を投げたとして、大阪府警は18日、住居不定の建設作業員、橋本美貴（よしたか）（27）と、職業不詳の山下樹（たつき）（24）=大阪市平野区平野上町=の両容疑者を火炎瓶処罰法違反の疑いで逮捕したと発表した。２人の認否は明らかにしていない。 平野署によると、逮捕容疑は、共謀して昨年12月21日午後8時35分ごろ、大阪市平野区加美南1丁目の路上で、火炎瓶3本を投げて発火させたというもの。 現場は市立加美南中学近くの住宅街で、建物への被害やけが人はなかった。付近の防犯カメラには、2人が中学校の方向に向かって火炎瓶を投げる様子が映っていた。 この数日後、近隣住民が学校の外壁のそばで火炎瓶の残骸を見つけ、学校に報告していたという。火炎瓶には灯油が入っていて、2人が使っていたとみられる現場近くの倉庫から灯油缶が見つかったという。署が事件との関連を調べている。