警察は、青森県内に住む70代男性が、警察を名乗る男らに1210万円をだまし取られる特殊詐欺被害にあったと発表しました。■男性が経営する商店に宅配業者名乗る男から電話八戸警察署によりますと、今年9月14日頃、県内に住む70代男性が経営している商店に電話があり、佐川急便を名乗る男から「黒石と浪岡の営業所から札幌市内宛てに荷物を送っていないか」「荷物の中にお金が入っていた」「札幌の警察につなぐ」と言われ、北海道中央警察署の佐藤と名乗る男が電話に出ました。■北海道警名乗る男から「LINEで取調べをする」すると、佐藤から「あなたに詐欺の共犯の疑いがかかっている」「LINEで取調べをする」と言われたため、指示に従い、スマートフォンを操作して、LINEアカウント「(北)佐藤」を登録してLINEでやり取りをするようになりました。■警察名乗る男とLINEでやりとり…口座残高教える佐藤から、LINE通話で「詐欺の犯人であるコバヤシリョウを逮捕したが、あなたも仲間だと言っている」「犯人があなた名義の通帳とクレジットカードを持っている」「このままだと口座を凍結されるので資産を預けてほしい」と言われ、男性は口座残高などを聞かれたため教えました。■金を振り込んだ後に家族へ相談…詐欺指摘され被害に気づくそれ以降毎日、佐藤とLINEでやり取りを続け、佐藤の指示に従い、スマートフォンを操作して、暗号資産取引所「オーケーコインジャパン」の口座を開設し、口座の利用に必要な認証コードを送信しました。その後、佐藤や北海道中央警察署の中山と名乗る男から指示され、10月9日と21日に2回、県内金融機関の窓口から被疑者が管理する暗号資産取引所名義の口座に合計1210万円を振り込みました。しかし、家族に相談したところ、詐欺だと教えられ、被害に気づいたということです。警察は警察官や検察官が金品を要求することは絶対にないとして、急に電話があった後、現金を要求された際は家族や知人、最寄りの警察署や交番・駐在所に相談し、絶対に1人で対応しないよう呼びかけています。