日米防衛相、第1列島線の防衛力強化で一致 中国念頭、抑止力重視

小泉進次郎防衛相は28日、訪問先のフィリピン中部セブでヘグセス米国防長官と会談した。中国を念頭に、日本の南西諸島から台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」の防衛強化に向けた協力の推進で一致。年内に予定する国家安全保障戦略など安保関連3文書の改定に向けた検討状況を説明し、「拒否する防衛力」をを強化する方針を伝えた。 米国防総省と防衛省によると、両氏は「太平洋における平和と安定の維持に日米同盟が不可欠な役割を果たしている」と指摘。第1列島線で敵国に攻撃を思いとどまらせる抑止力の強化に、防衛投資の増額と継続的な戦略調整が重要だと強調した。 小泉氏は、安保関連3文書の改定に向けた検討状況に言及するなかで、日本への侵攻を阻止し、相手に目的を達成させない「拒否する防衛力」を強化する考えを伝えた。 会談では、中距離対空ミサイル(AMRAAM)の組み立て施設を日本国内に設置することで合意したほか、日米で個人情報漏えいを含むサイバー攻撃が相次いでいることを踏まえ、連携強化でも一致した。 小泉氏は、那覇市で女性が殺害され、米海兵隊員が強盗殺人容疑で逮捕された事件にも言及。改めて日本政府の立場を伝え、実効性のある再発防止策を取るため、引き続き議論していくことを確認した。【金寿英(ワシントン)、竹内望】

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