虚偽の収入などを記載した書類などを使い、銀行から不動産融資金2340万円をだまし取ったとして、警視庁は、住居・職業不詳の男(48)ら2人を詐欺と有印私文書偽造・行使の両容疑で逮捕し、30日に発表した。48歳の男は容疑を認め、もう1人の男は「知らないことも含まれている」などと話しているという。 国際犯罪対策課によると、2人は2025年9~12月、他の男らと共謀し、神奈川県の集合住宅の一室を購入する名目で、虚偽の収入や勤務先を記載した書類と偽造した健康保険証の画像を銀行に提出し、融資金をだまし取った疑いがある。 警視庁は、48歳の男が指示役で、今回逮捕されたもう1人の男が購入対象の物件を探したとみている。他の男たちは提出書類の偽造などを担っていたという。 融資額は、近隣の物件価格などをもとに同課が算定した相場を約1千万円上回っていたという。このグループは、関東地方のマンションなど十数件の物件購入を名目に、同様の手口で金融機関から約8億円の融資を受けた可能性もあるとみて、同課が調べている。(平川仁)