ロシア独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ」来月9日に活動停止 プーチン政権に批判的報道

プーチン政権に批判的な報道を続けてきたロシアの独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ」が、来月9日に活動を停止すると発表しました。「ノーバヤ・ガゼータ」は1993年に創刊されたロシアの独立系新聞で、プーチン政権のもとでの汚職や警察による暴力などの告発を行うなど、政権に批判的な報道を続けてきました。2021年には独立性を維持して報道の自由を貫いたことが評価され、当時のドミトリー・ムラトフ編集長がノーベル平和賞を受賞しています。しかし、ウクライナ侵攻後はロシア軍に関する報道が厳しく制限され、ウェブサイトの遮断や出版許可の取り消しなど、当局からの圧力が強まっていました。ノーバヤ・ガゼータは30日、「私たちは殺された」と題した声明で「ロシア当局と治安機関によって、編集部は活動を停止するよう強制された」と述べ、来月9日をもって活動停止すると明らかにしました。オフィスからの退去を求められたほか、支持者からの寄付を受け付けるシステムも閉鎖されたと説明しています。また、声明では記者らへの襲撃や逮捕、編集部への捜索などについても列挙し、「治安機関に完全に包囲されながらも働き続けてきたが、もう終わりだ」と当局の弾圧を訴えました。

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