富士河口湖町のホテルで台湾人女性が遺体で見つかってから2日で2週間が経ちました。女性の夫の拘束など事件は急展開を見せ、日本と台湾をまたにかけた保険金目当ての殺人事件の疑いも浮上しています。 事件の始まりは先月19日の朝でした。 富士河口湖町のホテルの一室で台湾籍のジン・ユン・ロンさん(38)が首を刃物で刺され、死亡しているのが見つかりました。 かたわらには血の付いた包丁があり、警察は部屋にいた同じ台湾籍のヤン・ミン・ハン容疑者(27)を銃刀法違反の疑いで逮捕しました。 同じツアーに参加し、出会ったばかりだったとみられる2人。包丁はヤン容疑者が前日の昼ごろ、ツアー中に購入したものでした。 日本に到着し、富士山周辺を巡るなどした わずか30時間あまりの間に何があったのか…謎の多い事件は突然、急展開をみせます。台湾の検察当局がジンさんの台湾籍の夫を拘束したのです。 夫はジンさんに1億円を超える保険金をかけ、日本に旅行に行くよう仕向けていたとみられます。21日には遺体を引き取るため、富士吉田警察署を訪れていたことが確認されています。 また、地元メディアによりますと、夫とヤン容疑者は過去に交際していて、連絡を取り合っていた疑いもあるといいます。台湾の検察当局は保険金目当ての殺人事件を視野に捜査しているということです。 一方、県警が逮捕したヤン容疑者はこれまでの調べに「ジンさんと部屋で酒を飲んでいた」「気が付いたら包丁が刺さっていた」などと話していますが、供述は二転三転しているということです。 こうした中、今後の捜査で壁となるのが日本と台湾の境界です。事件の全容解明にはジンさんの夫の供述などが不可欠とみられ、県警と台湾当局がどのように捜査協力を進めていくのかがカギとなりそうです。