「匿流」一員か、指示役の男逮捕 加古川の民家侵入、少年2人が腕時計盗む 昨年9月発生

加古川市内で昨年9月、少年2人が民家に侵入し腕時計を盗むなどして逮捕・送致された事件で、兵庫県警捜査3課と加古川署などは20日、窃盗と住居侵入、器物損壊の疑いで、少年らの指示役とされる群馬県伊勢崎市の無職の男(21)を逮捕した。県警は男を「匿名・流動型犯罪(匿流)グループ」の一員とみており、さらに上位の指示役もいるとみて調べる。 少年2人は昨年19日未明、加古川市内の80代女性宅に侵入し、腕時計2個(時価約4千円)を盗んだとされる。同12月に逮捕され、神戸地検姫路支部に家裁送致された。 指示役とされる男の逮捕容疑はこの少年2人と共謀し、加古川の事件のほか、その直前の9月18日深夜にも明石市内のマンションのバルコニーに侵入し、70代女性が住む部屋の窓ガラスを損壊した疑い。 同課によると、少年らから押収したスマートフォンの解析などから男が浮上。秘匿性の高い通信アプリで少年らに指示していた。 同課は3人の認否を明らかにしていない。

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