JR恵比寿駅(東京都渋谷区)周辺で女性をキャバクラで働くよう勧誘したなどとして、警視庁はいずれも都内に住む20~30代の男6人を都迷惑防止条例違反容疑(社交飲食勧誘など)で逮捕し、21日に発表した。4人は「間違いない」と容疑を認め、2人は「ナンパ目的で声をかけた」などと供述しているという。 生活安全特別捜査隊によると、6人は昨年8月22~11月22日の間、恵比寿駅の構内や周辺を歩いていた20~30代の女性に「キャバクラで働かない?」「時給5千円スタートです」と声をかけたり、つきまとったりした疑いがある。 6人は個別に声をかけたと話しているが、同隊は組織性があるとみている。女性はいずれも警戒中の私服警察官だった。 6人は女性を紹介したキャバクラから報酬を得ていたとみられ、うち1人は「月に50万~60万円をもらっていた」と説明しているという。 恵比寿駅周辺では近年、「スカウトに絡まれて怖い」などの苦情が相次ぎ、警視庁が警戒を強めている。(吉村駿)