広島県警や警視庁、中国四国厚生局麻薬取締部などの合同捜査本部は21日、埼玉県川口市、指定暴力団住吉会幸平一家大昇会幹部の男(49)を覚醒剤取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで逮捕した。 逮捕容疑は昨年2月16日、東京都新宿区のコンビニから覚醒剤を宅配物に隠して福山市内の40代女性=同法違反(譲り受け)容疑で不起訴=の自宅に発送し、女性の知人の60代男性=同法違反(所持)罪で有罪確定=に有償で譲り渡した疑い。 広島県警組織犯罪対策3課によると、昨年2月、県警が男性を逮捕し、その後の捜査で容疑者が浮上した。譲り渡した量は捜査中としている。容疑者は「分からない」と供述しているという。