去年10月、自身がオーナーを務める熊本市のエステサロンで、女性客にわいせつな行為をした疑いで59歳の男が21日、逮捕されました。 男は「わいせつな行為をしたのは間違いないが、嫌がっていないと思った」と供述し、容疑を一部否認しています。 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは熊本市南区近見に住む会社役員、中川 公博容疑者(59)です。 警察によりますと、中川容疑者は去年10月、自身がオーナーを務める近見1丁目のエステサロンで施術中、女性客の手に股間を当てるわいせつな行為をした疑いが持たれています。 事件のおよそ1週間後、女性が県警の『性被害相談電話』に連絡して事件が発覚。 警察は21日、中川容疑者を逮捕しました。 調べに対し中川容疑者は「わいせつな行為をしたのは間違いないが、嫌がっていないと思った」と供述し、容疑を一部否認しています。 女性はこれまでにもこのエステサロンを訪れたことがあり、事件当時、店には中川容疑者と女性の2人しかおらず、女性は顔にタオルをかけた状態だったということです。 また、警察には、このほかにも中川容疑者からエステサロンで「わいせつな行為をされた」という相談が数件寄せられていて、警察は余罪もあるとみて捜査しています。 中川容疑者は熊日世安販売センターの代表も務めているということで、熊本日日新聞社は「個人的な業務とはいえ、極めて残念。厳正に対処する」とコメントしています。