〈実家は「天皇家にもつながる」超名門、慶応幼稚舎からエスカレーター式で高校進学したけれど…“エリート生まれ・エリート育ちの慶応ボーイ”が退学になった「ある事件」〉 から続く 質素なスポーツの祭典だったオリンピックを巨額の利益を生み出すイベントに変えた電通にあって、長年、スポーツ局に君臨した高橋治之氏。そして、弟でかつて背任容疑で東京地検特捜部に逮捕された、イ・アイ・イーインターナショナル社長の高橋治則氏(享年59)。 若き日の弟・治則は「架空のパーティー券販売」によって、慶応高校を一発退学になってしまう。さらに怒った父親が散弾銃を持ち込んで、学校に乗り込もうとしたことも…。同事件のその後を、ジャーナリストの西﨑伸彦氏の『 バブル兄弟 “五輪を喰った兄”高橋治之と“長銀を潰した弟”高橋治則 』より一部抜粋してお届けする。(全3回の2回目/ 最初 から読む) ◆◆◆