「ウサギ島」で知られる広島県竹原市の大久野島でウサギ1匹を蹴ったとして、竹原署に動物愛護法違反の疑いで現行犯逮捕された滋賀県大津市の会社員の男(25)が、逮捕された当日、他にも数匹のウサギを蹴ったとの趣旨の供述をしていることが25日、捜査関係者への取材で分かった。 同署の調べでは、容疑者は21日夕、同島の遊歩道でウサギ1匹を蹴った疑い。捜査関係者によると、同日午前から同島を訪れ、人が多かったため観光客を装って様子を見ていたが「いじめたい気持ちが出てきた」と供述しているという。 環境省によると、同島では昨年11月下旬から今月中旬までの間、少なくとも77匹のウサギの死骸が確認されている。同署によると、容疑者は関与をほのめかし、昨年10月下旬から同島を複数回訪れて蹴ったとの趣旨の供述をしており、同署が関連を調べている。