市川猿之助 俳優復帰は既定路線か 2025年版『かぶき手帖』につづられていた“まさかのキャッチフレーズ”

「2年ぶりに『かぶき手帖』が発売されたので、さっそく購入して驚きました。あの四代目市川猿之助さん(49)も掲載されていたのです。いまは執行猶予中だそうですが、歌舞伎界復帰は既定路線ということなのでしょうか」(歌舞伎ファン) 『かぶき手帖』は公益社団法人・日本俳優協会や松竹株式会社が編集・発行している、いわゆる“歌舞伎俳優名鑑”だ。2025年版がこの1月に出版されたが、一部で波紋を呼んでいるという。 ある歌舞伎関係者はこう語る。 「『かぶき手帖』には300名近くの歌舞伎俳優の名前・顔写真・紋・プロフィールなどが掲載されており、歌舞伎ファンのバイブルともいわれています。 1年に1回刊行され続けてきましたが、昨年予定されていた2024年版は見送られました。“諸事情により”と説明されていますが、23年の“一家心中事件”の影響と言われているのです」 23年5月、人気俳優・市川猿之助が父・市川段四郎さん(享年76)と母・延子さん(享年75)と一家心中をはかった事件は、歌舞伎界のみならず日本中に大きな衝撃を与えた。 猿之助は命を取り留めたものの、自殺ほう助の罪で逮捕され、半年後の11月に懲役3年・執行猶予5年の判決が確定している。 その猿之助が掲載されているのは、2025年版「かぶき手帖」の49ページ。《人気、実力、才気煥発と三拍子揃った役者である》《4年3月、歌舞伎座での『新・三国志』で演じた関羽、7月、十一年ぶりに演じた『當世流小栗判官』の小栗判官なども役者としての器の大きさを感じさせた》などと、紹介されている。 「人気も実力もあったのは間違いないですが、執行猶予中にも関わらず、歌舞伎俳優として紹介されていることに違和感を覚える人もいるかもしれませんね。 ただ猿之助さん自身は歌舞伎界復帰を熱望しているそうですし、それを支持している関係者も少なくありません。そうした空気により、『かぶき手帖』残留が叶ったのかもしれません」(前出・歌舞伎関係者) 猿之助は執行猶予期間の満了を指折り数えているのか。

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