逮捕劇が容疑者の自宅周辺で繰り広げられた2日前。 捜査関係者によりますと、容疑者がこの段階で捜査線上に浮上し、警察がマークしていたことが、新たに分かりました。周辺取材で得た情報とも一致します。 ■容疑者自宅近くの飲食店 「警察の車が3~4台駐車場に来て(店の駐車場に)止めさせてくださいということで、(捜査員)7~8人はいたのではないか」 店の駐車場に車を止め、捜査員の視線の先にあったのは… ■容疑者自宅近くの飲食店 「アパート(矢口容疑者の自宅)の方を見ている感じ」 事件発生からおよそ3日と11時間での容疑者逮捕。 ただ、容疑者逮捕の一報が入っても、献花に訪れる人たちが絶えることはなく、安堵だけではない思いが、ありました。 ■50代(長野市内から) 「(容疑者逮捕で)ほっとしていることは確かだが被害者の方は突然のことでご家族の方も苦しい思いをしていると思うので複雑な気持ち」 27日午前0時、現場にあった献花台は、遺族の意向で撤去されました。 代わりに残されていたのは、亡くなった49歳の男性の遺族からのメッセージでした。 「皆さまからの大きな温かなお気持ちをいただき、本人も安らかに旅立つことが出来ることと思います。 また、私たち残された家族も、大勢の方の励ましやお力添えをいただき、故人の分まで精一杯生きていく大きな勇気をいただきました。 本当にありがとうございました。 そして、良きご縁に出逢い、短くも一瞬一瞬を大切に生きた故人のことを、どこかでふと思い出していただければ幸いです」