県の観光支援事業で鹿角市の宿泊業者が助成金を不正に受給していたとされる事件で, 警察は3人を詐欺の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのはいずれも鹿角市の会社役員・藤原サダ子容疑者(77)、会社員の根本智恵容疑者(56)、パート従業員の平野実穂容疑者(40)です。警察によりますと、3人は鹿角市の宿泊施設「五の宮のゆ」が参入していた県の観光事業で、おととし1月から4月までにおよそ30回にわたり客が宿泊したように装い、助成金の給付申請をし現金合わせておよそ170万円をだまし取った疑いが持たれています。県は「五の宮のゆ」を経営する東日本観光の不正受給額が4200万円に上ると発表していて、おととし11月警察に被害届を提出していました。